山崎真実さん主演のアクション映画「ペルソナ」を観ました。
<作品解説・詳細>
ペルソナ - goo 映画
プロジェクト・ペルソナ。謎の人体実験に巻き込まれ、ひとりの女子大生・日和の人生は急変した。実験によって人間離れした格闘センスと“別の人格”を埋め込まれた彼女は、研究所から脱走する。次々と襲い掛かる追っ手たち、その攻撃をかわし、男たちをなぎ倒してゆく日和。だが一方で“もうひとりの人格”が、彼女の心と体を蝕んでゆく。そんな彼女の危機を、若き医者の幸一郎が救った。いつしか幸一郎は日和と行動を共にし、どこか他人とは思えない懐かしい感情が芽生え、互いに惹かれ合ってゆく。だが、追っ手からの攻撃は激しさを増す。はたして彼らが逃走するはるか雪原の向こうに“未来”は訪れるのか…。
新体操で鍛えた抜群の運動神経によって、激しくもしなやかなアクロバティックなアクションを披露するのは、映画初主演となる山崎真実。世界的アクション監督・谷垣健治も山崎のアクションセンスには脱帽したほど。監督は、映画とゲームの融合「THE呪いのゲーム」で各方面に話題を呼んだ実力派・樫原辰郎。山崎の“心と体のアクション”を、このふたりの映画監督がフィルムに焼き付けた。そして、医者の幸一郎役を萩原聖人が熱演、愛する妻を失った男の哀しみを情感たっぷりに魅せてくれる。その他、鈴木砂羽、佐野史郎、二階堂智、森次晃嗣、木村祐一といったベテラン・個性派が脇を固める。(作品資料より)
<レビュー>
ぼくは山崎真実さんのファンです。
しかもかなりのファンです。
大好きです。
だから観たのです。
これは彼女のファンでなければ楽しめないようなレベルの映画です。
題材はそこそこなのでうまくやれば素晴らしい作品になる要素もあると思うのですが(とは言いつつも二重人格云々の話はありふれている。ただし面白くなる要素はある)、どうも監督の演出に余裕が感じられないし、なんだか一本調子でつまらないのです。
しかし、山崎真実のアクションはなかなかカッコいい。
これだけ動けるアイドルはそういないですね。
アイドル映画にしてはやけにシリアスで雰囲気がある(無駄なシャワーシーンはあるけど)。
脇を固める役者陣も豪華。
けっこうマジな感じで作ったのでしょう。
ラストシーンなんかは結構良かった。
でも、大事な何かが完璧に抜け落ちている。
だってつまらないんだもの。
つまらないならつまらないで、せめてなにかしらの大胆に飛躍するようなビックリシーンがあれば良いのに、監督が相当真面目な人のようで、優等生にも不良にもなれない感じ。
マッドサイエンティスト役の佐野史郎はなんでいつもあんな役しかやらないのだろう。
たしかに言うことないぐらいに似合っているけれども、もういいよって気もする。
二回目の格闘(病院)で、中でドンパチやっているのを病院の外から撮っているシーンは、
一瞬「ソナチネ」を思い出しました。
映画的な記憶の連鎖です。
大した感じではないけれどもソナチネが素晴らしいせいで、印象に残っています。
★★★☆☆
駿河シカヲ
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。
<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。