今日はザック・スナイダー監督の『300(スリーハンドレッド)』について語ろうと思うとります。
紀里谷和明はもうちょっと頑張って欲しいものです。
<公式サイト>
http://wwws.warnerbros.co.jp/300/
<作品あらすじなど>
300 <スリーハンドレッド> - goo 映画
紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、圧倒的な軍力を誇るペルシア帝国・クセルクセス王の遣いがやって来た。曰く、土地と水を差し出さなければ、国を滅ぼすという。しかしレオニダスは遣いを葬り去り、ペルシアと戦う道を選んだ。託宣師のお告げも無視し、テルモピュライでの決戦に挑むスパルタの精鋭たち。その数はたった300人。対するペルシアの軍勢は、なんと100万の大軍だった…。
ヘロドトスの「歴史」にも記されている伝説の戦いを描いたフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを映画化。圧倒的不利な状況にも全くひるまず、むしろ楽しむかのように戦いに挑んでいくスパルタ戦士たちの姿を、壮大なスケールで描いていく。全ての映像は“クラッシュ”と名づけられた画像処理が施され、まるで小説の挿絵のような斬新な風合いになっている。その中でジェラルド・バトラー、デイビッド・ウェナムらが演じるスパルタ戦士たちが、雄々しく猛る。監督は『ドーン・オブ・ザ・デッド』でジョージ・A・ロメロの名作を見事にリメイクしたザック・スナイダーが務めた。また原作のフランク・ミラーは製作総指揮も担当している。
<レビュー>
なんだかこの映画が妙に気に入っておりまして、もう三回目です。
昨日テレビで『トロイ』をやっていましたな。
あんなくそつまんねーのは観なくて結構です。
やはり男なら本作を観ていただきたい。
ちょっとさっきに柳下毅一郎や町山智浩や高橋ヨシキたちの、グラインドハウス映画座談会の動画を観ておりまして、
その中で以下のようなやりとりがあったのだ。
おおよそこんな感じ。
柳下「ロバートロドリゲスのシンシティは良かったよ」
町山「ええ?あんなのつまんないよ。あんなの全然アクションになってないよ」
柳下「あれはアクションじゃなくて、『絵葉書』なんだよ」
それで腑に落ちました。
300も、いわば絵葉書の映画である。
もっと言えば紙芝居の映画である。
スローモーションを多用しているせいか、アクションだらけのはずなのに何故かアクション不足な印象。
カッコいい静止画をみせられているような気分になる。
つまり、マンガなんですな。
いいじゃないかねマンガで。
だって面白いんだもの。
少年ジャンプ読んで興奮していた感覚が蘇ってきました。
この映画はおそらく賛否両論でしょう。
受け付けない人はただの荒唐無稽なモノにしかうつらないでしょう。
ぼくは断然擁護したい。
ヒーローが戦うのに余計な注文はいらないのです。
どんどん人間離れしたモンスターが出てくれば良いのです。
正面からぶん殴りあえばいいのです。
PRIDEの入場前VTRみたいに煽りまくればいいのです。
痛覚描写なんて無くたって良いのです。
テレビゲームみたいだって?
バカ言うんじゃないよ。
マチズモが男の誇大妄想でしかないのだとすれば、テレビゲームでいいじゃないですか。
人種差別?障害者差別?
そんなものは現代の倫理観ですよ。
そんないっときの倫理観にしばられて映画なんか作ったらいかんのですよ。
それにスカムやモンドに比べたら、露悪的にすらなっていないし、むしろおとなしいと思ったよ。
ということで、バキと男塾とドラゴンボールが好きな男性におススメです。
P.S.
さっきPRIDEのVTR云々のくだりのときに思ったけれども、こういう映画は煽ってナンボですね。
どれだけ煽れるか、というのが勝負です。
あと、主人公の怒鳴り声とか雄たけびを聴いて思ったんだけど、外国人の迫力って凄いよね。
まるでハードコア音楽だよね。日本人のノドじゃあの迫力はだせないんだよね。うらやましい。
★★★★★
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。
<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。