駿河シカヲっすぅ~。
そういえばひと月ほど前に『ハゲタカ』を観に行ったんすぅ。
レビューするっすぅ~。
もうダメっすぅ~
<公式HP>
http://www.hagetaka-movie.jp/index.html
<作品解説・あらすじ>
ハゲタカ - goo 映画
世界金融危機 前夜。日本のマーケットに絶望し、表舞台から姿を消した天才ファンドマネージャー・鷲津の元に、かつての盟友・芝野が現れる。中国系巨大ファンドが買収に乗り出した、大手自動車メーカー「アカマ自動車」を危機から救ってほしい、というのだ。日本を代表する大企業「アカマ」の前に突如現れたのは、“赤いハゲタカ”こと劉一華(リュウ・イーファ)。豊富な資金を背景に、鷲津を圧倒し続ける劉ら中国ファンドの真の目的とは!?
“企業買収”という斬新なテーマ、現実の経済界の動きをダイナミックに取り入れたストーリーが大反響を巻き起こしたNHK土曜ドラマ「ハゲタカ」。世界でもっとも権威ある国際番組コンクール「イタリア賞」を始め、国内外で数々の賞を受賞したドラマが、スクリーンで復活する。今回も中国経済の台頭、派遣切り、そしてリーマンショックに端を発する世界金融危機まで、タイムリーな経済トピックスを巧みに内包。虚構でありながら、現実の経済ニュースの“裏側”を切り取ったかのような、同シリーズならではの魅力は健在だ。今回、ハゲタカこと鷲津を演じる大森南朋、鷲津の元上司で盟友の芝野役・柴田恭兵らオリジナルキャストに闘いを挑むのが、玉山鉄二 扮するファンドマネージャー・劉だ。その真意も、彼自身の素性も謎に包まれた劉。クールでミステリアスな顔に隠された、彼の素顔も大きな見どころとなっている。
<レビュー>
別に期待していなかったっす。
ドラマは何年かに一回の傑作ですがね。
ただ、人気ドラマの映画化で良かったことなんて日本ではただの一度も無かったと記憶しているわけで、全然期待していないんです。
でもわざわざ観にいったってことから、ぼくが如何にドラマ版のハゲタカが好きかってことを察して欲しいっす。
それを踏まえた上でこれからボロクソに批判するので察して欲しいっす。
まあこれは今になって考えると駄作ですね。
まずドラマを観ていないと、急にでてくる『重要っぽいチョイ役』とか、急にでてくる『重要っぽい台詞』に対処できないでしょう。
先日ご結婚された松田龍平君がでてきましたけれども、映画だけ観た人は「は?誰コイツ?なんでこんな堂々と出てる感じなの?」って思うでしょう。
そう、彼と主人公鷲津の関係はドラマで観ないとわからんのです。
それからね、ドラマの重厚感を映画に移行するとなんでこんなに陳腐なんでしょうか。
あれはドラマ限定のシリアス劇ですね結果的に間違いなく。
監督が駄目だったのかな。
やっぱ経済ドラマを映画で撮るなら、金融腐蝕列島<呪縛>を倣って欲しかったです。
演出面での未熟さ。
相変わらず画面が無意味に揺れていてガッカリ。
これはもうドラマでしかやらないで欲しかった。
ありがちな音楽挿入。
これも最近の糞日本映画の流れ。
あとは何と言っても、そう、とにかくこれが一番なんですが、
ストーリーが破たんしている。
無茶苦茶です。
特に後半。
いや、もちろんアレですよ、そういう映画はそれとしていいけど、
これはあくまでも現代を生きる我々の生活のリアリティに沿ったドラマでしょうよ。
中国から来た玉山鉄二の演技は凄く良かったのに、彼の周辺情報にまったくリアリティがない。
最後は突然彼が死んで、は?って感じだし。
でもね、やっぱりドラマのファンとしては凄くうれしいんです。
鷲津演じる大森南朋の眼光は相変わらず凄いし、
芝野のどこがやり手なのか分からないけれど柴田恭平のオーラバリバリの演技なんとなく説得力をもたせてしまうし、
想像の及ばない、桁の違う金額が動いてゆくダイナミズムを堪能できるし、
エンディング曲好きだし、
まあとにかくドラマ版のファンは観ておいて損はないでしょう。
ルーキーズやごくせんよりは数億倍マシなんじゃねーのかなって感じです。
というかですね、
ハゲタカのドラマ版は、観なさい!
近年稀に見る傑作ですよ。
映画はDVD化したあとレンタル半額の日に借りなさい。ついでのような感じで。
本当は一緒に行った友人と語りあった真面目な考察をいろいろ書きたいのですが、
ぶっちゃけ忘れちゃったんで、割愛します。すんまそん。
★★★☆☆
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。
<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。