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駿河シカヲとマダム葵による映画レビュー、書評、対談、コラム等のブログであります。 コメントやリンクはいつでも大歓迎でお待ちしております!
2025.05.14,Wed
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2008.12.17,Wed
駿河シカヲである。
ドン・シーゲル「ダーティ・ハリー」を観たよ。

<作品解説>
ダーティハリー(1971) - goo 映画
冷酷非情な殺人狂を追う、敏腕刑事の渇いた執念を描く。製作総指揮はロバート・デイリー、製作・監督は「真昼の死闘」のドン・シーゲル、脚本はハリー・ジュリアン・フィンク、リタ・M・フィンク、ディーン・ライズナーの共同、撮影はブルース・サーティーズ、編集はカール・ピンジトアが各々担当。出演はクリント・イーストウッド、ハリー・ガーディノ、レニ・サントーニ、アンディ・ロビンソン、ジョン・ヴァーノンなど。翻訳は高瀬鎮夫。

<レビュー>
ダーティハリーがそもそも気になったのは、約三年前のこと。
東京で購入した友部正人の「にんじん」というアルバム(超名盤)のタイトル曲「にんじん」を聴いたとき、
出だしがこんな歌詞だった。

ダーティー・ハリーの唄うのは
石の背中の重たさだ
片目をつぶったまま年老いた
いつかの素敵な与太者のうた
その昔君にも
生きるだけで
せいいっぱいの時があったはず
あげるものも もらうものも
まるでないまま
自分の為だけに生きようとした
 
それから三年間もの間、ぼくにダーティハリーを観る機会は訪れなかった。
ビデオ屋でレンタルすれば良いわけだから、観る機会をつくろうとおもえばいつでもできたのだ。
じゃあ何故その機会を作らなかったのかと問われても、
そんなの答えようがない。
ただ、「ダーティハリー」をレンタルしなかった、という事実しかそこにはないのであって、
その理由はどこにもないのである。
物事に理由が何でもあると思うなよ、とぼくは言いたいわけである。

果たして、「ダーティハリーが歌うのは石の背中の重たさ」だったのか。
観た後に答えはでているだろうと思ったが、
こうして、観終えて二日経った今も、正解が分かっていない。
分かったことは、「ダーティハリー」という映画が、
とにかく苦々しくてやるせない味のする作品であるということだ。
ブラック珈琲を何杯も何杯も飲んで眠れなくなった次の日の情景だ。

★★★★★

                                        by 駿河シカヲ
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非公開
職業:
ひたすらに映画
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映画
自己紹介:
<駿河シカヲ>
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。

<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。
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