忍者ブログ
駿河シカヲとマダム葵による映画レビュー、書評、対談、コラム等のブログであります。 コメントやリンクはいつでも大歓迎でお待ちしております!
2025.05.14,Wed
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2009.03.04,Wed

皆様お疲れ様です。駿河シカヲです、フォー!
俺を殺せ!
デレク・ジャーマン「BLUE」を観たよ。

<作品解説>
BLUE(1993) - goo 映画
94年2月にエイズで死去した映画作家デレク・ジャーマンの遺作。画家イヴ・クラインに触発されたブルーのみの映像が続く中、青についての随想と詩、そしてジャーマンが入院中に書いたエイズとの闘病についての随想が、ナレーションで語られる。日本公開に当たり、青一色の映像という監督の意図をより尊重した字幕スーパーのないプリントも上映された。製作はジェームズ・マッケイと「ヴィトゲンシュタイン」の浅井隆。音楽は、ジャーマンとは「エドワードⅡ」など4作でもコンビを組んだサイモン・フィッシャー・ターナーで、ブライアン・イーノ、モーマス、ヴィニ・ライリー、ミランダ・セックス・ガーデン、コイルなど全20組のアーティストの曲が挿入されている。ナレーションはジャーマンと、「ヴィトゲンシュタイン」のジョン・クェンティン、「カラヴァッジオ」のナイジェル・テリー、「エドワードⅡ」のティルダ・スウィントン。

<レビュー>
いわゆる実験映画である。
まるで文字のない小説だ。
または、審判しかいないオリンピックだ。
または、ボーカルしかいないバンドだ。
または、みずのないみずうみだ。
または、マリリンマンソンのいないマリリンマンソンだ。
または、青色しかない世界だ。
または、             。

画面は青一色。他には何も映らない。
そしておっさんがなにかブツブツつぶやいている。
もしも字幕がなければ、本当にぼくは混乱していただろう。
というか五分で観るのをやめたであろう。
goo映画の解説には、「日本公開に当たり、青一色の映像という監督の意図をより尊重した字幕スーパーのないプリントも上映された」とあるけれど、本当だとすればこれは凄いことである。

生きていることに意味はない。
映画にはまったく意味がない。
映画はただの茶番劇。
映画はくだらない。
映画は芸術ではない。
映画はすでに死んでいる。
デレク・ジャーマンはバカだ。
観た人はもっと馬鹿だ。
映画を観る人は基本的に馬鹿だ。
騙されている。
馬鹿であることを認識していれば、馬鹿じゃない。
というわけでもない。

★★★☆☆

 駿河シカヲ

PR
Comments
Post a Comment
Name :
Title :
E-mail :
URL :
Comments :
Pass :   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
TrackBack URL
TrackBacks
CALENDAR
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
RECENT COMMENTS
[11/16 マダム葵]
[06/25 駿河シカヲ]
[06/24 マダム葵]
[04/30 駿河シカヲ]
[02/20 駿河シカヲ]
About
HN:
駿河シカヲ & マダム葵
性別:
非公開
職業:
ひたすらに映画
趣味:
映画
自己紹介:
<駿河シカヲ>
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。

<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。
SEARCH THIS SITE
RECENT TRACKBACKS
MOBILE
忍者ブログ [PR]