アルドリッチ監督の「特攻大作戦」です。
鉄板でした。
<作品詳細・解説>
特攻大作戦(1967) - goo 映画
E・M・ナサンソンのベストセラー小説を「怒りの葡萄」のナナリー・ジョンソンと、「ふるえて眠れ」のルーカス・ヘラーが共同で脚色、「飛べ!フェニックス」のロバート・アルドリッチが監督した戦争もの。撮影は「カーツーム」のエドワード・スケイフ、音楽は「テキサス」のフランク・デヴォールが担当。出演は「プロフェッショナル」のリー・マーヴィン、「オスカー(1966)」のアーネスト・ボーグナイン、「バルジ大作戦」のチャールズ・ブロンソン、「リオ・コンチョス」のジム・ブラウンほか。製作は「丘」のケネス・ハイマン。
1944年3月、大陸侵攻を間近に控えたある日、アメリカ軍のジョン・ライスマン少佐(リー・マーヴィン)は「特赦作戦」と呼ばれる奇妙な作戦命令を受けた。特赦作戦というのは、死刑あるいは長期の刑を宣告され服役中の元兵隊12人を選び出し、徹底的に鍛え、ヨーロッパ大陸侵攻直前にノルマンディーの敵前線背後に送りこんで攻撃するというものである。間もなくライスマンは選ばれた12人の極悪人と向かいあったのだが、どれも一筋縄ではいきそうもなく困難が予想された。6月に入り大陸侵攻の矢はまさに放たれようとしたいた。ライスマンのキャンプでは、彼やボウレン軍曹の容赦ない訓練が実を結び、12人の男たちは1団となって考えたり行動するようになっていた。軍首脳部の間には、この「特赦作戦」に対する強い不信と反対があったが、ワーデン将軍(アーネスト・ボーグナイン)は、反対意見をおさえ、その作戦を実行に移した。12人が攻撃する特定目標は、広大な林に囲まれた豪壮なフランス人の館であった。その館には週末になるとドイツ軍上級将校たちが、夫人や愛人をともなって集まったから、彼らを壊滅させれば、ノルマンディーの壁は容易に破れるのだった。闇にまぎれてドーバー海峡を越えたライスマン、ボウレン以下14人は、パラシュートで目ざす館へ降り立った。「特赦作戦」による奇襲は明らかに成功であった。これによってドイツ軍の指揮は乱れ、統一を失い、かくて連合軍はノルマンディーに上陸したのだった。そしてワーデン将軍は、「汚れた12人」と呼ばれる元軍人たちの功績を認め、彼らを以前の階級において任務に戻ることを進言したのだった。
<レビュー>
正直、疲れて書く気にならないのですが、
まあ一応なんとか記しておきます。
素晴らしい映画です。
キャラクターの際立ち具合、
戦争シーンの緊張感、
どれをとってもアルドリッチのエンターテイメントの手腕が凄いってことがわかります。
是非観てください。
映画ってこういうものです。
強いて言えば女性がほとんど出てこないことが不満かな。
リー・マービンといいアーネスト・ボーグナインといい、そしてチャールズ・ブロンソンといい、
男臭いことこの上ないです。
でも戦争ものに女性はいらないんですがね。
むしろ邪魔なんですがね。
ただ、そもそもアルドリッチの映画には女性がほとんどでてこないようです。
飛べ!フェニックスには一切でてきませんでした。
ちなみに彼の遺作が「カリフォルニア・ドールズ」という女子プロレスの映画。
女性が撮れない映画監督というレッテルが気に入らなかったようですね。
戦争映画って反戦を訴えるようなメッセージがうっとおしいですね。
でもこの映画にはほとんどそんな描写がでてこない。
終わり方も非常にあっさりしている。
最初から最後まで気持ちが良い。
女々しい部分が一切ありません。
★★★★★
夜中の12時から3時にかけて映画を観ることが多い。
近所を自転車で疾走している姿をよく目撃されている。
<マダム葵>
短期間でもの凄い本数の映画を観たりする。
夕方の花街でそそくさと歩く後姿を目撃されることがある。